中古車輸出コラム

Car Export Column

タイ訪問記録
 2014年4月下旬に、JERTOの専門家の方と、タイにおける自動車関連のビジネスの現地視察に行ってまいりました。
 当社のビジネスとして、「中古車輸出」に関してシステム面での支援を行っておりますが、日本国内の輸出企業にとって今後どのような展開が可能であるかの考察を踏まえて報告させて頂きます。

 タイの自動車販売における状況ですが、インラック政権時代に「ファーストカー制度」が導入され、国内販売は大きく伸びましたが、制度の終了や最近の情勢により国内販売は冷え込んでいるとのことです。しかし、バンコク市内は日本車に溢れており、皆さん年代の新しい綺麗な車にのっておられます。
その象徴として、レクサスのショールームは日本と同じもしくはそれ以上の感じです。

 タイ国内で走っている日本ブランド車両の殆ど、現地生産の車両です。
しかし、現地生産していない、どう見ても日本から輸入した車両を見かけることもあるます。(リアのガラスに燃費の星マークなど)

 タイは、外国から車の輸入は原則禁止(販売目的は禁止され)で、個人利用目的にのみ限定されており、税率が非常に高く、どうしても欲しいユーザだけが輸入するとのことです。日本側でタイの個人ユーザに販売をした経験のある方のお話によりますと、政府の許可がおりず、輸入を断念したケースもあるようです。

 現地の新車販売店(正規ディーラー)は、幹線道路(片側6車線ある所も)沿いで多く見ることができます。店舗数もこの数年間で、10倍以上増加したとのことで、顧客の囲い込みに知恵を絞っておられました。(朝、車を預かり点検し、夕刻お返しするなど)午後の来客を如何に増やすかが当面のテーマとのことでしたが、課題は日本と同じですね。

 タイの場合、新車を購入する際は下取り車(中古車)は、代理店が引き取らず個人で販売するケースが多いようです。まずは身内、友人、その後にディーラーの順です。

 タイの4大銀行の1つのとある銀行の調査部も訪問しましたが、中古車の買取専門店としては、日本から数社が進出しており、オートオークションビジネスの運営にも数社が進出していると伺いました。しかし車の乗り換えのパターンなどを見ると、日本の様な買取店、ネットでのオークション取引など、同じように進むのかは状況を見る必要がありそうです。

 また、今回は自動車の部品(社外部品)を製造販売されている大手企業の経営者様ともお会いしましたが、生産は台湾、中国で今はバスの販売代理を手掛けれらお忙しそうです。ある程度のものは、この生産体制で十分できる様ですので、高付加価値な商品を提供することが、日本に求めれれることかも知れません。

 今回は、車を現地生産する国、タイでしたが、自国で生産するメーカが撤退し輸入に頼る国に変化することが予想されるオーストラリア、車の買い替え需要が多い国など、特色がありますので、ビジネスの検証を引き続き行いたいと考えています。