中古車輸出コラム

Car Export Column

タンザニアと日本の関係
中古車輸出の9位に位置する(2013年)タンザニアについて、基本的な情報と日本との繋がりについて見ていきます。

 東アフリカ方面に中古車を輸出される企業は多い事と思いますので、車の輸出だけでなく、貿易相手国を理解することも、ビジネスの幅を広げるチャンスになるのではと考えました。

 タンザニアは東アフリカに位置する、日本の国土面積の約2.5倍、人口4,600万人です。
人口4,600万人とは、世界26位でスペインとほぼ同じです。韓国は5,000万だそうですので、比較しやすいですね。(日本は、12,700万人です。)経済成長利率は約6%です。

 国会議事堂が置かれている首都はドドマですが、政治・経済の中心となっているのはダルエスサラーム(人口約300万人)です。
もちろん、右ハンドルの国で日本からは年間約3万台の中古車がこのダルエスサラーム港に到着します。

言葉は、公用語は英語で、国語はスワヒリ語です。
1961年に英国から独立後、アフリカ近隣諸国の独立を支援し、その後は経済を中心に諸外国との関係を深め、現在は海賊対策や軍隊のPKO派遣など平和維持活動にも役割を果たしているそうです。

産業は農業(コーヒー、茶、麻)、工業(製造、建設、鉱山)、サービス(観光など)で、人口の約7割が農業に従事しています。経済は比較的安定的に成長をしているようですが、貧困削減に向けて農業分野の成長と生産性を向上させることが課題となっているようです。

 さて、日本との関係ですが、ODA(政府開発機構)を通じた支援が色々とありますが、中古車輸出ビジネスを進めている皆様と関係があるテーマですと、「地方道路開発技術向上プロジェクト」と「ダルエスサラーム都市交通改善能力向上プロジェクト」があります。

プロジェクトの名前は難しいですが簡単に2つのプロジェクトを紹介します。

地方道路開発技術向上プロジェクト

期間は2012年~2016年4月までで現在進行中です。
日本の道路舗装は良く見かける大型重機で夜中に一気に行われていますが、現地では、小型の重機+人手による工法が求められています。
日本からは、道路の維持管理、道路計画などを進められる人材の派遣と、小型ローラなどの機材供与がされています。

タンザニアの舗装率は1%程度と言われていますが、地方の経済発展や農業の成長のためには、道路整備が必要不可欠です。
日本からはザンビアにも中古車が輸出されますが、タンザニアの陸路を通るか、モザンビークからの陸路を通るか2通りがありますので、
8カ国の隣国と接するタンザニアにとっては道路整備は重要な位置づけです。


ダルエスサラーム都市交通改善能力向上プロジェクト
このプロジェクトは2010年~2012年で既に終了していますが、日本は1970年代よりタンザニアに対して道路整備について継続敵に支援を行っています。
自動車の保有台数が増えると交通渋滞が慢性化してしまい、市民生活に支障が出ているようです。

中古車を輸出することがハード面からの支援となる一方で、道路管理、道路行政に携わる人材の育成などのソフト面の支援も忘れてはならないですね。
中古車輸出に携わるものとして、価格での競争もありますが、環境に良い車で競えるような日が来るこも望みます。

(事例参照:外務省)