中古車輸出コラム

Car Export Column

マレーシア、国内生産の85%を省エネ車に
 年間約27,00台の中古車が輸出され、日本と繋がりの深いマレーシアですが、省エネ自動車の生産拠点を目指そうと舵を切っています。

 ハイブリッドと電気自車などの輸入車に対して軽減税措置が取られてきましたが、これからは国内生産の省エネ車のみが対象になるようです。
今後は、海外メーカをはじめ、国産メーカも省エネ車を生産することで、現状の2万台輸出から、20120年に25万台まで拡大することで、この地域でのエコカー生産拠点、環境立国を目指すという事です。

 マレーシアは国産メーカーとしてプロトン、プロドゥア、ナザなどがありますが、国産メーカのシェアは50%と言われてます。
マレーシアは長い間、国産メーカーを育てたいという話は以前から聞いておりましたが、シェア5割の壁は厚いようです。
海外メーカのエコ技術を国内で生産し、ここで得た技術を国産メーカーが利用することで、国産メーカのシェア5割超えが見えてくるかも知れません。

 現在、日本の中古車はマレーシアでも人気がありますが、国の動向などを見据えて、現地のニーズや情勢に敏感になっておく必要もありそうです。

 話は少し変わりますが、マレーシアは政策に優れている国と良く耳にします。1997年のアジア通貨危機からいち早く立ち直ったマレーシアですが、
その危機を乗り切ったのは、資本移動規制という政策によるとも言われています。
つまり、危機だからと言ってその国に投資した外資が資本を引き上げる事が出来ないので、通貨(対ドルなど)が暴落することを防ぎます。
その反面、国内が厳しいから、海外に出で行こうとする企業にとって、この政策は不利に働きます。ですがその間に、内需を強くする政策が成功したのでしょう。

 この様な事を知りますと政治の判断は重要で、今後も日本もしっかりとしたものであるようにと期待します。